タイ語の音声学的特徴
タイ語には、「S」系の濁音「ザ・ジ・ズ・ゼ・ゾ」で使われる「Z」の音がありません。
「ジ」などは、「Z」音ではありませんが、比較的近い音はあります。「ズ」になると、いくら練習してもらっても「ズ」には聞こえません。日本語と違って、「ウ」系の母音にも、何通りもの「ウ」があって、「 j 」系の音につく「ウ」は、日本語で使われる「ウ」とは違うらしいのです。タイ人が発音する「ズ」は、「ジュ」に近い音になってしまうようです。
そんなことからから、日本人に多い性、鈴木さんの「スズキ」の「ズ」も「ス( ซ )」で代用しています。
[ u ]の音が、日本語の「ウ」とは違うのです。タイ語の[ u ]は、唇をつぼめて突き出すようにして発音する[ u ]なのです。
日本語の「ス」に、比較的近い音の「ス」( ซึ )はあるのですが、「声門閉鎖」をともなう母音で、次に続く音の前に一息入れるような感じに発音するため、例えば鈴木さんが「ス・ス・キ」といった感じに切れ切れの音になってしまい、この「ウ」は使えないのです。
これらのことをヒントにして、、「スースキ ( ซูซุกิ )」と書くことに決めました。 発音記号で表すと、[ suusùki ] となります。
タイ人には発音しにくい言葉です。
そもそも、タイの「姓( สกุล )」というのは、「血統」を意味していて、同じ苗字の人は、濃い薄いはあっても、親戚同士です。庶民が、苗字を持つようになって、まだ、100年にもならないらしいです。
タイ語には、「ガ・ギ・グ・ゲ・ゴ」の「g」の音もありません。こちらの方は、無気音(呼気を発しない音)の「k( ก )」音で代用するのが、通例のようです。あまり慣れていない日本人の中には、無気音の「k( ก )」音を発音するときに、「g」音で発音して「ガ・ギ・グ・ゲ・ゴ」を使う人が、たまにいたりしますが、タイ語教室などでは、無気音の「カ・キ・ク・ケ・コ」を、そのように発音するように教えているのが一般的です。
2010-02-11 14:40
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